くらし

地元の素材で手作り「おやき」

k1201.gif

南アルプスを遠く見渡す高台に位置する江草農産物加工施設「やまびこの里」を管理、運営している農事組合法人江草やまゆり会(小沢可保子代表)では、地元で採れた農産物を使い、手作りのおやきを提供している。

試作を重ね、一年がかりでオリジナルレシピを完成させたという「おやき」(大150円、小130円)は、小豆、野沢菜、ベーコンのほか、旬の素材を使った期間限定の味も登場する。

弾力のある白い皮に鮮やかな色が映える期間限定のカボチャとムラサキイモは、素材の味を活かし、甘みを抑えて味付けされた具が、ふっくらした柔らかさともちもちした食感を併せ持った皮と調和する。皮と具の分量のバランスと具の配置は、日々の研究と経験の賜物だ。

「小麦粉も具材もこの地域で採れたものを使っています」と、小沢代表。スタッフの中田留美子さんは「味付けを大切に、常に同じものを提供できるように心掛けています」と話す。隠し味を尋ねると、中田静江さんが「敷地内に湧き出るおいしい水のおかげ」と、笑顔で答えた。

同会のおやきは、須玉町のおいしい市場、みずがき湖ビジターセンター、韮崎市のJA直売所「よってけし」などで購入できる。

【問】20-6015