くらし

ニホンジカ

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八ヶ岳自然クラブでは二〇〇一年から、県営牧場(北杜市小淵沢町)付近で、冬季にニホンジカのライトセンサスを行ってきた。

ライトセンサスとは、夜間にサーチライトを照らして、野生動物の生態を観察する手法です。闇の牧場をサーッと照らすと、シカの眼が光ります。それを数えて頭数を記録して行きます。お尻のハートマークでも数えます。

この十年間の調査から八ヶ岳周辺でもシカの増加傾向は明らかです。今冬の最多出現数は四百九十一頭でした。

林業や農業などへの被害も増えています。また、自動車、列車との衝突事故も少なくないようです。人とシカとの共存は、可能だろうか引続き調査を続けながら考えて行きたいと思います。 (文・写真 吉柳俊孝)

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