くらし

凍結した路面走行を体験

路面凍結時のスリップを体験することで車両の挙動や特性を身につけ、安全運転の技術向上を図ろうと、二月十八日、長野県南牧村の八ヶ岳グレイスホテル特設会場で「雪上運転技能向上講習会」が開かれた。北杜市交通安全協会高根支部の主催。

当日は、世界スポーツラリードライバーの篠塚建次郎氏を講師に迎え、北杜警察署や峡北消防本部、北杜市役所、JAF山梨などの関係者が参加して、一周約一㌔の雪上走行体験と技術講習を行った。

冒頭のあいさつに立った篠塚氏は「滑りやすい路面では急ハンドル、急ブレーキ急発進はいけないというのがあると思うが、普段出来ないような急発進、急ブレーキ、急ハンドルを切って体で感じてもらいたい。また、今は新雪が積っていて、一時間くらい走行すると圧雪した状態になる。その下は、凍結しているので車の動きが違ってくる。滑りやすい路面を走る時は、路面をよく見ることが大切になります。そういうことも経験してほしい」と語った。

講習会では、日頃使っている後輪駆動車、前輪駆動車、四輪駆動車でそれぞれコースに入り、挙動が安定しない凍結した路面で、車体の動きがどう変化するのかを確認した。