できごと

市政報告会で講演会を開催

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7月21日、高根ふれあい交流ホールで、北杜市定例市政報告会が開催され、白倉政司市長による市政報告が行われた。

その中で、白倉市長は、市債残高が平成17年度のピーク時から96億円減少したことや基金保有額が101億円になったことを伝え、今後も財政健全化に取り組んでいくことを強調。JR小淵沢駅の駅舎改築の件にふれ、「長坂駅舎も利用客が多いので、エレベーターの設置を具体的に検討していきたい」と語った。

また、北杜市の姉妹都市にあたる韓国抱川市でソ・ジャンウォン氏が再選し、7月1日に市長就任式に参列してきたことを報告し、「来年は浅川巧生誕120年、没後80年にあたるので、市としてもイベント開催などの取り組みを検討していく」と述べた。

北杜市障害者地域活動支援センター事業検討委員会による答申については、当面は既存施設を活用して障害者の支援体制の充実を検討していくことを語った。

また、下水道料金の統一は平成24年4月から料金統一を行いたい意向でいることや、生涯学習をさらに推進するための「北杜ふれあい塾」を今年9月から開催し、毎月1回、年間6回の学習会を実施すること、8月22日に市立明野中学校グラウンドで、NHKラジオによる夏季巡回ラジオ体操の生放送が行われることを語った。

市政報告会後には、不正商品対策協議会幹事でぴあ株式会社常勤監査役の入江雄三さんを迎え、講演会「映画敦煌からサッカーワールドカップまで―エンターテイメントの仕掛人—」が開かれた。

入江さんは、映画「敦煌」製作の裏話とプロデュース戦略を公開し、「よく調べてプランを練る、自信をもって臨む、障害をはねのけるというプロデューサー的発想が大切」と話した。

また、平成14年の日韓共催のFIFAワールドカップの際、日本単独開催を目指して活動したことに触れ、ラグビーワールドカップの日本開催にアドバイザーとして取り組み、平成31年に日本での開催が決定したことから、「今後、どうやって盛り上げていくか、成功へ結びつけるかを考えていく。北杜市としてできることがないかを考えて、皆さんにも提案してほしい」と語った。