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江戸時代中期の建物として国の重要文化財に指定されている小淵沢町の「平田家住宅」に、三種類のひな人形が飾られ、訪れた人の目を楽しませている。
三月三日の「桃の節句」にちなんで設置されたもので、「段飾り雛」を中央に「御殿飾り雛」が両サイドに飾られている。
段飾り雛は、昭和後期に作られたもので、毎年展示を行ってきたが、今回は、昭和二十年代〜三十年代に作られたという二つの「御殿飾り雛」を初めて展示した。
この「御殿飾り雛」は大泉町と武川町の市民から譲り受けたもの。御殿飾りは、御殿とひな人形の組み合せで、西日本で多くみられるが、時代による流行りも影響しているという。
展示は四月十四日までで、開館は水、土、日曜日(三月末まで)。問い合せは☎36・2142まで。