できごと

青空の下、酒米の稲刈り体験

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酒造りの工程を体験し、より日本酒に親しみを持ってもらいたいと「白州ふれあい自然塾」を開催している白州町の山梨銘醸株式会社(北原兵庫社長)では、9月25日に、酒米「夢山水」の稲刈り体験を実施した。

12回目を迎える今年は、県内外から約180人が参加。保坂良雄杜氏が、「5、6月に雨が多く気温が低かったので、稲の株が小さいまま、猛暑の影響で急激に成長して、予定より早く、8月6日に出穂した。刈り取り時期が過ぎてしまい、胴割れしてしまっているものが多く、今年は酒造りにもかなり気を使わなければならない」と酒米の生育状況を報告し、「今年はイノシシやシカの被害があった。イノシシの足跡が残っているので、観察しながら稲刈りをしてほしい」と語った。

参加者はそれぞれ鎌を持ち、手で刈り取った稲を束ねる作業を行った。

東京都から参加した藤田悠貴さん(6歳)は、「稲刈りは初めてだけど、簡単にできたし楽しかった」といい、祖父の藤田克一さんは、「孫にいろいろな経験をさせてあげたいと、親子三代で、今年初めて参加した。自然とふれあい、稲の育つ様子を知ってもらいたかった。とても楽しそうに取り組んでいるので良かった」と話していた。

「白州ふれあい自然塾」では、11月には酒造り体験、12月には新酒きき酒会が予定されている。