くらし

ひまわり油を使ったコンテスト開催

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地球温暖化対策の一環として使用済食用油の回収と精製、ヒマワリを育て、ひまわり油の商品化を進めている「北杜市バイオディーゼル燃料を考える会」(保坂多枝子会長)では、ひまわり油を広く普及させるため、十一月十四日に、「第一回ひまわり油の料理コンテスト」を開催した。

この料理コンテストは、ひまわり油を使った料理を広く紹介しようと、今年十月中旬まで創作料理を募集していたもので、市内外から二十六作品の応募があった。

当日は、選考によって選ばれた創作料理六作品を、規定時間内に実演してもらい、審査員が試食して、優秀な作品を選んだ。

会場は須玉町の須玉ふれあい館の調理室で、六人がそれぞれ材料を持ち寄って調理がスタート。「おいしさ」、「オリジナリティ」、「ひまわり油の使い方」などが料理の評価のポイントになることから、参加者は手際よく作業を行い、四人分の料理を仕上げた。

完成した料理は、野菜をふんだんに使ったものや、生クリームを使ったものなど幅広く、盛付けもヒマワリをイメージした作品もあった。

審査の結果、金賞に選ばれたのは、大田区から参加した山田あづさ(36)さんの「彩り野菜のケークサレ」と「旬の野菜とお刺身のジュー!」。

山田さんは、父親が大泉町に住んでおり、今回のコンテストの連絡を受けたことがきっかけで応募した。「ひまわり油は、以前使ったことがあり、ひまわり油の香ばしさを活かせるように考えた」と話し、「(金賞に選ばれ)ビックリしました。今回は試作の準備ができなくて、制限時間内に作らなくてはと思っていました」という。

保坂会長は、「皆さんの工夫した料理は甲乙つけがたく審査が難しかった」といい「ひまわり油でいろんな料理ができることと、意外とご飯との相性が良いことを知りました」と話している。

同会では、今回の料理結果をホームページで公開するほか、第二回目の料理コンテストの募集をゴールデンウィーク明けから予定している。

◆入賞者 ▽金賞 山田あづさ(大田区)▽銀賞 文字里江(足柄上郡)▽銅賞 宮井孝子(高根町)▽市長賞 小尾栄子(同)▽ひまわり賞 鈴木明子(白州町)▽UTY賞 宮治尚史・清子(高根町)