できごと

ノンフィクション作家の廣川さんが講演

nagasaka

三月十一日、長坂町の北杜市オオムラサキセンターで、第三回人材育成セミナーが開かれ、ノンフィクションライターの廣川まさきさんを講師に迎え、「未来に残したいもの」をテーマに講演した。

廣川さんは、二十七歳の時にカナダに渡って牧場で働き始め、自給自足の体験から「命」の大切さを改めて考えるようになったと話し、その後、アラスカの中央を流れるユーコン川を一人でカヌーを操り千五百㌔下った経験を紹介。

その中で、なぜ川下りに挑戦しようと思ったのかについてふれ、新田次郎原作の「アラスカ物語」で紹介されている日本人の安田恭輔(1868年~1958年)がエスキモーを助けたという歴史が残るビーバー村の地を訪れたいという思いと、ビーバー村での出来事を紹介した。

この経験が転機となって伝統捕鯨が残るアラスカのエスキモー村に長期滞在することを決意。エスキモーの生活習慣や伝統捕鯨、収穫の喜びと祈りなど、捕鯨が神聖なものであることを語った。

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