できごと

新府城跡を歩く「学んでにっこり」開催

manandenikkori 株式会社まあめいく(星野次夫代表)は、5月14日、韮崎市内の歴史を専門家と一緒に歩いて学ぶ「学んでにっこり」を開き、市内外から16人が参加して、中田町の新府城跡周辺約5㌔を歩いた。

この企画は、地域住民などに市内の文化や歴史を知ってもらおうと昨年から行われているもので、当日は、市の教育委員会の閏間俊明さんが講師役を務めた。

参加者たちは、午前9時に市民交流センターニコリに集合。JR韮崎駅から新府駅まで電車で移動し、徒歩で城跡を目指した。

城跡の北側に位置するという掘の跡地で閏間さんは「(城跡には)水掘もあるが、湿地のぬかるみを利用して歩きにくくする掘もあった」と説明。また、北西側にある玄関口では、敵の侵入を防ぐように土塁を設けたという「食い違い桝形虎口(ますがたこぐち)」や、1582年(天正10年)3月3日に武田勝頼が新府城の門に火を放ったことが発掘によって証明されたことなどを解説し、参加者たちは歴史に思いを馳せた。

閏間さんは「歩いて地形や空気などを体感することが大切。歴史の説明は、参加者が自分なりに新府城跡について考えるための手助けのひとつ」と話した。

北杜市から参加した竹下守さん(66)は「新府城は未完成の城だったので、完成した姿を想像するロマンがある。城の解説も学術的な部分を分かりやすく聞くことができました」と話した。

 

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