災害の教訓伝える「自然災害伝承碑」、市内2箇所が加わる
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徳島堰土地改良区(野田正資理事長)は、このほど、韮崎市円野町から南アルプス市曲輪田(くるわだ)新田まで流れる徳島堰(延長約17㌔)の歴史や用途などをまとめた「続徳島堰誌」を刊行した。
この続徳島堰誌は、1000部を発行。A4判の「続徳島堰誌」(272㌻)や写真集「伝えたい徳島堰の今と昔開鑿(かいさく)から潤いの里へ」(92㌻)のほか、「同堰誌」と昭和30年に山梨県が刊行した「徳島堰誌」をデータ化したDVD付き。箱入り1万円(税込)。
徳島堰土地改良区は、平成26年度から編集委員会を組織して準備にかかり、同土地改良区や県立博物館、韮崎市
教育委員会、南アルプス市教育委員会などが所有する資料や写真を掲載し、江戸時代から現在までの徳島堰の姿を紹介している。
続徳島堰誌は、「徳島堰の歴史」をはじめ、「昭和、平成の徳島堰」、「徳島堰と人々の生活」、「徳島堰と将棋頭」などをテーマに全6章で構成。
また、写真集には、昭和34年に発生した伊勢湾台風の被害状況や、徳島堰の絵図ガイド、明治時代と現在を対比する写真と解説などを盛り込んでいる。
野田理事長は「先人たちが築いてきた徳島堰の歴史をはじめ、現在までの移り変わりを知ってもらい、堰を後世に残していく」と話している。
続徳島堰誌の取り扱いは、徳島堰土地改良区(本町)のみ。
問い合わせは☎22・0073まで。
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