くらし

1700人が新酒に舌鼓、谷桜で蔵開き

大泉町の谷桜酒造有限会社(小宮山光彦社長)で、3月2日、3日に恒例の「蔵開き」が行われた。地域住民や県内外の日本酒ファンら延べ約1700人が訪れて、新酒の味に舌鼓を打った。

蔵開きのあいさつに立った小宮山社長は、「今年は暖冬で酒づくりにはよかった。例年並の酒ができたと思う」、「酒は水が一番大切。八ヶ岳の湧水で、じっくり飲んでいただく酒をつくっている」と話した。

また、市内農家が自然農法で生産した、大半の米の祖先といわれている品種「亀の尾」を使った純米酒「八ヶ岳福の山」を新たに製造したことを紹介した。

今回の試飲会では、大吟醸や純米吟醸のほか、純米大吟醸「サクラサクラ」の古酒などの5種類が用意され、参加者は飲み比べを楽しんだ。

東京都から訪れたという深沢恵さん(54)は、「毎年楽しみに来ている。どれも美味しかった」と話した。