我が家を訪れたアカハラ

5月になると南からアカハラがやって来ます。ツグミの仲間ですが、お腹が鮮やかなオレンジ色で「キョロン、キョロン、トゥリー」と朝夕には良い声を聞かせてくれる夏鳥です。

これからこの地で抱卵、子育ての忙しい日々を過ごすのでしょう。雛(ひな)が育ってくると一日中草地を走り回り餌を集め、なかなかの働き者です。

背伸びして獲物を探し、見つけると足早に駆け寄りミミズや小さな虫を嘴(くちばし)いっぱいにくわえ、せっせと巣に運ぶ姿が見られますが、いくら見ていても飽きません。

このアカハラは、私の家の庭で数日間過ごした後、多分もっと巣掛けに適した場所を探して移動してしまいました。私の好きな高原の初夏の風景です。

(文・写真 渡辺秀正)