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円野町のつぶら野会館前を流れる徳島堰沿いに手づくりのかかしがずらりと並ぶ恒例の「円野町かかし祭り」(同かかし祭り実行委員会主催)が、8月11日から始まり、見物客を楽しませている。9月8日まで。
今回で26回目を数える同かかし祭りは、地域活性化を目的に1994年から始まり、夏の恒例行事として地域住民に親しまれている。
今年は、円野町の区や組、穴山町、市立韮崎北西小学校など、市内外から30の団体や個人が参加した。
作品は、ラグビーW杯日本大会に出場する日本代表チームをはじめ、テニスの大坂なおみ選手、野球の大谷翔平選手など世界で活躍する日本人アスリート、郷土力士の竜電、新元号「令和」を記念したかかしなど約70体が並ぶ。
初日の11日は、同実行委員会によるかかしの審査会が開かれ、「かかし大賞」には「円野オリンピック」(入戸野区)が選ばれた。この作品は、来年開催予定の東京オリンピック・パラリンピックを参考にしたもので、「温泉シンクロ」や「たわら上げ」など独自の競技をかかしで表現している。
同実行委員会の野田美千子委員長は、「令和という新しい時代を楽しく、前向きにとらえたかかしが多かった。未来に希望を与えるかかしを見に来てほしい」と話した。
最終日の9月8日は、つぶら野会館でかかし大賞などの表彰式が午後1時30分から行われる予定。
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