冬芽(クルミ科オニグルミ)
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9月から10月の八ヶ岳南麓の雑木林の至るところで、ツノハシバミの実を熱心に採取するヤマガラの姿を見かけます。
ツノハシバミの実はマラカスのような独特な形状のものが1〜4個集まってひと固まりになっており、外側の総苞(そうほう)を剥くと白っぽい堅果(けんか)が出てきて、さらにその中に油脂分の多いナッツが包まれています。
ヤマガラはその3〜4個集まった果実をひと固まりごと採ってきては枝の上に乗せ、両足でしっかりと押さえながら外側の苞(ほう)をくちばしで器用に剥いて堅果を取り出します。
さらにナッツを採り出して、その場で食べることもあるのでしょうか?私が観察していた時には堅果のまま近くの地面に持っていって埋めていました。冬に向けて貯食しているのかもしれません。
(文・写真 松岡しずか)