大村博士が「私の半生記」語る

11月3日、穴山町にある穴山屋内運動場で、「第35回穴山町生涯学習推進の集い」(同実行委員会主催)が開かれ、生涯学習への理解を深めることを目的にした講演会に神山町出身でノーベル医学生理学賞を受賞した大村智博士を講師に迎えた。

この生涯学習推進の集いは、同町の住民が公民館活動などで1年間取り組んできた文化活動や芸能活動を発表するもので、当日は、会場内に地域住民が制作したパッチワークや絵画、書道などの作品を展示。芸能発表では、同町6地区から大正琴やダンス、合唱などの9団体が出演し、練習の成果を披露した。

大村博士を迎えた講演会には、約250人が来場。「私の半生記」をテーマに、大学時代からノーベル賞受賞まで心がけてきたことについて語り、「健康管理」、「研究推進」、「一期一会」の3つを挙げ、「レベルの高い研究者がいる研究所に身を置くことが自身のスキルアップにつながる」、「サイエンスの世界でも、社会と同様に出会いを大切にし、そこから発展する研究もある」などと説明。

 

また、「本を読めば創造性や学力などが向上する」といい、生涯学習に読書を推進し、「子供に本を読み聞かせすることは、親子の絆を強める。高齢者にとっては、認知症の病因を改善する」と語った。

大村博士の講演を聴いた同町在住の堀内健匠さん(山梨大学1年)は、「大村博士が多くの仲間と医学研究を進め、命を救う薬を開発したことを知った。臨床医を目指しているので、薬の開発とは違うが、命を救う仕事に就きたい」と話した。

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