院生らが政策を提言、定例市政報告会

北杜市は10月28日、高根町の八ヶ岳やまびこホールで定例市政報告会を開いた。9月定例市議会の内容を市民に報告したほか、早稲田大学公共経営大学院の学生らによる政策提言会が合わせて行われた。

当日、所信の報告に立った渡辺英子市長は、関東甲信越や東北地方に甚大な被害をもたらした台風19号への対応を振り返り、「市内で初めてとなる特別警報が発令された。幸い市内には人命に関わる被害はなく安堵(あんど)したが、水道、道路、農林業施設など約4億円規模の被害が発生している。早期の復旧を目指す」と語った。

また、スポーツや教育の分野で活躍した市民を紹介したほか、第2次北杜市総合戦略や来年4月に運行が始まる新しい市民バス、子育て支援策などについて、取り組み内容や今後の方針を説明した。

続いて、早稲田大学公共経営大学院の学生と市職員の合同研究チームによる政策提言会が開かれ、「地域の『宝物』による地域活性化〜ほくとのお宝再発見!郷土の歴史・民俗プロジェクト〜」の発表が行われた。

同プロジェクトでは、五穀豊穰や家内安全を願い、市内各地の神社で奉納されている「神楽」に注目。「技能の習得や継承を通じて、地元への愛着や世代間交流が生まれる」として、子供たちを対象にした事業を提案した。

神楽の体験教室や発表会の開催、神楽団の活動支援のほか、開山祭イベントを実施して「こども神楽」を披露するなど、4つの取り組みを発表。期待される効果として、郷土愛の醸成や地域コミュニティの活性化につながると述べた。