60年ぶり、天満宮の改修祝う

神山町鍋山の田園地帯にある「天満宮」の改修工事が約60年ぶりに行われ、11月下旬に完了したことから、12月6日、竣工祭が開かれた。地主で株式会社横内工業(東京都)の横内良隆会長や同町鍋山出身の大村智博士など、関係者が完成を祝った。

この天満宮は、1838年に建立され、「学問の神様」といわれる菅原道真を祀っている。毎年12月には、同地区の幼児と児童が勉学の向上などを祈願する行事「お天神講」で参拝に訪れるなど、地域住民に親しまれているという。

天満宮の改修は、経年劣化による石積みの崩壊や祠の傾きなどが見られたことから、今年5月、横内会長が「令和という新しい時代を迎え、今後も地元の人に親しまれる場所に」と、境内約80平方㍍に石畳や玉砂利を敷き、石積みを復元。

また、天満宮の新たなシンボルとして石鳥居を新設。鳥居の上部に設置している「天満宮」と書かれた額の題字は、大村博士がしたためたもので、横内会長が依頼した。

 

竣工祭では、宮司による祝詞奏上や出席者による玉串の奉てんなどが行われ、次世代に天満宮を守り継ぐことを誓った。

祭典後、横内会長は、「大村智先生のようになる子供が神山の地から、また育ってくれたらうれしい」といい、大村博士は、「子供の頃に、この天満宮で菅原道真に祈願した。神様を敬い、祖先を崇める風習は子供を育てるために大切なこと」と語った。

一方、12月8日には「お天神講」が、同地区の鍋山公民館で開かれ、集まった幼児と児童約20人が、1枚の書道半紙に「天満天神宮」の文字を1人1画ずつに書き入れ、その書を天満宮

に奉納した。

功刀碧さん(韮崎北西小6年)は、「毎年天満宮に行っているが、きれいになっていて驚いた。来年は中学生になるので、今以上に勉強ができるように願った」と話した。

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