春一番の花カタクリ

春を告げる花としては、カタクリが一番人気ではないでしょうか。

葉は開花株では2枚、まだ花が咲かない株では1枚です。

花は茎先に一輪咲き、花弁のつけ根にはW字形の魅力的な模様があります。

花を咲かせると、ほかの植物が大きくなる初夏には地上部が消えてしまいますが、ぜひ種が実るころまで観察してみてください。

種はアリに運んでもらうことによって生育に適した場所に運ばれ、翌年の春発芽し細長い葉を出します。開花するまで7〜8年もかかりますが、寿命は40〜50年と長く実生の株から大きな群落を作ります。

アリに種を運んでもらう植物は結構多く、生物たちの持ちつ持たれつの関係に感心してしまいます。                                

 (文・写真 渡辺真由美)