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長坂町の北杜市オオムラサキセンターに、国蝶オオムラサキがサナギから成虫になる「羽化」と受験に「受かる」をかけて合格を祈願する「羽化る神社」が登場した。
同センターによると、オオムラサキのサナギは枝や葉に糸をしっかりと巻きつけて体を固定するため、初夏に成虫が羽化したあとも長期間サナギの殻が地面に「落ちない」ことにあやかっている。
また、約10カ月という長い幼虫期を経てサナギになり、成虫になると大空へ力強く羽ばたいていく様子から「長年の努力が身を結ぶように」との願いを込めているという。(写真)
サナギの殻を合格の縁起物として詰めた「羽化るお守り」の販売も行っている。限定70個で、価格は500円(税込)。
同センターのスタッフは、「コロナ禍で不安のなか頑張っている受験生たちに、オオムラサキのように力強く羽ばたいてほしいという願いを込めました」と話している。 問い合わせは☎32・6648まで。