くらし

ヤング・ポートフォリオ 1次選考公表

高根町の清里フォトアートミュージアム(細江英公館長)で行われていた「2021年度ヤング・ポートフォリオ作品募集」が3月15日で締め切られ、今回初めて第1次選考の結果を公表した。ホームページでの閲覧は6月30日まで。

選考結果の公表は、昨年から世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の影響で、プリントによる作品応募が不可能になったことから、データでの応募に切りかえたことがきっかけになっている。

昨年の応募は、16カ国161人に留まったことと、ヤング・ポートフォリオ作品はこんな傾向という先入観が若者に働き、作品の幅が狭くなってきたことから、今回の1次選考の公表で若者の関心を高めることにしている。

今年の応募は27カ国287人で、昨年の1・7倍に急増。2021年度の選考委員が若返ったことやマグナム会員のアントワン・ダガタ氏(仏国)が加わったことも大きな要因になっているという。

公開している作品は、1次選考を通過した15カ国55人で、各1点を掲載。選考通過者にはプリント作品を受け付けており、2次選考で購入作品を決定することにしている。

事務長の小川直美さんは「こういう作品が集まってきていることを情報公開することで、『こういう作品が通過している』と、若者の応募の幅が広がると思う。また、ヤング・ポートフォリオのファンを増やしたいという思いもあります」と話している。

ホームページはhttps://www.kmopa.com