できごと

美術館に新一年生を無料招待

小さい頃から美術館に親しんでもらおうと、北杜市内の5つの絵本美術館は10月から、子供たちを無料で招待する事業「ファーストミュージアム」を始めた。北杜市在住で、小学校に来年度入学する新1年生が対象。

同事業は、高根町の「えほんミュージアム清里」と「黒井健絵本ハウス」、小淵沢町の「えほん村」、大泉町の「ターシャ・テューダー ミュージアム ジャパン」、白州町の「薮内正幸美術館」の5館でつくる「ほくと絵本美術館ネット ぐるっと」が実施。

この5館は、八ヶ岳周辺の美術館や博物館で構成する「八ヶ岳ミュージアム協議会」に所属しており、子供たちにとって絵本という身近なテーマを入り口に、さまざまな美術館に興味を持ってもらおうと企画した。

各館1回ずつ、子供と同伴者1人が無料で入館でき、5館すべてを巡ると、再度1館に無料で入館できる。期間は来年の10月末まで。

同事業を利用するために必要なパンフレットは、北杜市が10月下旬まで各町で実施している「小学校就学時検診」の会場で配布している。

同絵本美術館ネットの小山和也さんは、「美術館で過ごす時間はきっと人生を豊かにしてくれるもので、家族で美術館巡りを楽しんでほしい」、「コロナ禍で大変な状況が続くなか、少しでもアートの力で子供たちの心を癒やせたらうれしい」と話している。問い合わせは☎48・2220まで。