くらし

強盗訓練で非常通報を再確認

須玉町の山梨中央銀行須玉支店(矢崎憲恒支店長)で19日、強盗を想定した訓練が行われた。行員15人が参加して、総合的な防犯体制を再確認し、有事に備えた。

訓練は、強盗役の北杜警察署の署員が一般客を装って入店し、「入金票の書き方が分からない」と、窓口勤務員を記載台におびき出して人質に取るという想定で実施。

犯人役の警察官が人質にナイフを突きつけ、「動くな」、「早くしろ」などと叫びながら金銭を要求すると、行員は犯人を刺激しないよう対応しながら、警察へ非常通報した。逃走する犯人にカラーボールの投てきを行い、通報を受けて駆けつけた警察官に犯人の特徴や状況を説明した。

訓練後、北杜署の署員から犯人への対応や心構えを学び、矢崎支店長は、「第一に人命を優先するなかで、各行員がそれぞれの役割をこなした。強盗は事前に下見にくるといわれているので、普段から積極的に声掛けをして、狙われない店づくりに努めたい」と語った。