くらし

旧道の駅こぶちさわがオフィスに

都会のけん騒を離れ、小淵沢町の豊かな自然環境の中で働き、心と体の健康や生産性の向上などを図ってもらおうと、県外の企業や団体を対象にした「道の駅こぶちさわサテライトオフィス」(旧道の駅こぶちさわ2階)が、5月9日にオープンした。

このサテライトオフィスは、県外からの企業移転や新たな事業展開を考えている事業者などを対象にしているもので、2拠点居住の推進を図ることにしている。

完成した施設の内装は、小淵沢町の魅力を色で紹介しており、青緑色や黄色、ピンク色など柔らかい色で表現している。延べ床面積は約150平方㍍で、1部屋約16平方㍍のオフィスが4部屋と約33平方㍍のミーティングルーム、給湯室などが備えられている。

また、1階部分については、フードコートや喫茶スペース、キッズスペースとして活用する計画で、にぎわいを創出する予定。

式典であいさつに立った上村英司市長は「多くの企業が集い、新しいビジネスになることを期待したい」といい、「北杜ファンになることで、事業所を移転し、人口増につながれば」と期待を寄せた。

オフィスは既に2部屋の利用が決まっており、現在、残る2部屋の参加企業を募集している。

使用料は月額3万3000円で利用期間は6カ月以上3年以内。午前9時〜午後6時まで(変更可)。

また、県のサテライトオフィス等お試し体験事業費補助金(最大100万円)と市のサテライトオフィスお試し体験事業費補助金(最大33万円)が活用でき、5カ月程度は無料で利用できるのも魅力の一つになっている。

問い合わせは☎42・1164(市の未来想像課)まで。