冬の星座と富士
nagasaka
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カヤクグリは「萱潜、茅潜」という漢字を当てます。その名の通り、ススキなどの藪の中に潜っていることが多い鳥です。色はチョコレート色です。藪の中にいると保護色になり、見つけることがとても難しいです。
「チリリリ……」という鈴の音のような澄んだ声が聞こえる時は、藪の上に出ていることが多いので姿を見ることができるでしょう。
夏は高い山で暮らしていますが、冬は標高の低い所へ下りてきます。清里湖名物と書いたのは湖畔の藪で多くの数が暮らしているからです。
他の場所ではなかなか見られない数です。藪のそばで、じっくりと観察してみてください。見つけるポイントはカヤクグリが藪の中を移動したその瞬間です。
(文・写真 竹内時男)