できごと

おいでやで、井上さんの写真展

 風景写真家の井上嘉代子さんが、長坂町のおいでやギャラリーで初めての個展「美sit風景─奏想(そうそう)─」の写真展を開いている。2021年5月から全国を巡回している「美sit風景」シリーズで、「奏想」として、34点の作品を紹介している。5月22日まで。

 テーマになっている「美sit風景」の「美」は、日本の風景を独自の視点で捉え、光と彩りで心地良い美しさを表現し、「sit」は、撮影地で腰掛け、空気や風、音、匂い、生き物たちを感じながら、「撮らせてもらいます」というその瞬間を待ち続けるとともに、腰掛けた目線でいつもと違った作品に仕上げている。さらに、「美sit」を「Visit」として訪問先への感謝を表しているという。

 作品ではプリント用紙も作品ごとに変えており、クリスタルな光の表現や和紙、掛け軸の装丁などで作品を表現している。

 井上さんは、「ほとんどの作品は、数時間待ち続けて撮影したものです」とシャッターを切る瞬間を待ち続けた意欲作品になっている。

 午前10時〜午後5時までで、16日、21日、22日在廊予定。問い合わせは☎32・1161まで。