甲斐国ロングトレイル、20人が270㌔走破
甲府盆地を囲む山岳コース約270㌔を走破する「甲斐国ロングトレイル(HIRAGA JUN CUP)」に11月8日から挑戦していた旭町在住のプロトレイルランナー・山本健一さん(44)など、約20人が12日、神山町の蛍雪寮にゴールし、駆けつけた関係者約40人とともに完走の喜びを分かち合った。
この甲斐国ロングトレイルは、山梨県の山の魅力や景色、自然の素晴らしさをPRしようと2020年から行っているもので、今回で4回目。サブタイトルの「HIRAGA JUN CUP」は、昨年5月に米国・アラスカ州の山で事故死した山岳カメラマンの平賀淳さんが同トレイルの企画発案者の1人だったことから名付けられた。
山本さんたちは、8日午前3時45分頃に蛍雪寮を出発して、休憩や睡眠をとりながら茅ヶ岳や大菩薩嶺、御坂山地、身延山、富士見山、鳳凰三山など、35座の山の稜線や山道を走ってゴールを目指し、109時間12分のタイムで完走した。 ゴール後、山本さんは、「参加してくれた人たちが県内の山から見る絶景に驚いている姿を見てうれしくなった」、「トレイル中、心身が辛い時に仲間たちから声をかけてもらい励みになった」と笑顔で話した。
東京都から参加した井原知一さん(46)は、「距離も累積標高もこれまでに経験したことがない内容でハードだったが、チームで走っていたので楽しく走れました。下部温泉から見た富士山がきれいでした」と話した。
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