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韮崎エリア

威勢の良い声で「福は内」、雲岸寺で節分会

 節分の2月3日、中央町の雲岸寺(亀田政隆住職)で五穀豊穣や家内安全などを願う「雲岸寺成田講節分会」が、4年ぶりに行われ、多くの人出でにぎわった。

 当日は、午後4時から本堂正面の特設舞台で節分会が行われ、大相撲八角部屋の若手力士や年男、年女など総勢約40人が舞台上から、「福は内」と威勢の良い掛け声で大豆の入った袋をまき、詰めかけた約200人の参拝客は歓声を上げながら、豆をつかみ取ろうと手を伸ばしていた。

 中田町から親子で参加した保坂愛さん (42)は、「初めて節分会に参加しました。家族みんなが健康で笑顔で過ごせるように願いました」といい、礼莉さん(韮崎北東小3年)は、「たくさん豆をもらった。おばあちゃんとおじいちゃんに分けてあげたい」と笑顔で話した。

 雲岸寺総代会の滝田武文会長によると、雲岸寺では、合祀仏の不動明王が「慈悲の心で鬼も改心させる」とされていることから、豆まきの際に「鬼は外」と言わず、「福は内」だけを繰り返すのが習わしになっているという。

 

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