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自然環境への負担を減らすため、有機農業の推進に取り組んでいる北杜市は、このほど、市民に有機農業への理解を深めてもらおうと、地元産の有機野菜を使った料理教室を開催した。
市は昨年2月、有機農業の生産から流通、消費までを地域ぐるみで取り組む「北杜市オーガニックビレッジ宣言」を実施。有機野菜の認知度向上や消費拡大を図ろうと、同料理教室を企画した。
同日は、道の駅こぶちさわにレストランを構えるロトンドインターナショナルの丸原正直シェフを講師に迎え、約20人が参加。イタリアの伝統料理をベースに、素材の味を生かした料理づくりに取り組んだ。
有機野菜は、小淵沢町のクレイジーファームで生産された日本在来種の宿儺カボチャや西洋品種のサボイキャベツ、ブロッコリーとケールを掛け合わせた新品種のアレッタなど、多種多様な約10種類を使用。「グリーンチーズフォンデュを添えたサラダ仕立て」や「ローストネギの生ハム添え〜スパイスの利いたカボチャのマヨネーズソース」、「白身魚の粉家風〜小松菜のソースジェノベーゼ」など、5品を完成させた。
参加した大部愛美さん(40)は、「有機野菜は甘みが強く、小さい子供にも安心してあげられる。それぞれの野菜の味を生かした多様な料理方法を学ぶことができてよかった」と話した。
また、クレイジーファームの石毛康高代表は、有機野菜について、安全性や栄養価の高さ、味の濃さのほかに、「地域の資源を活用しているので、その土地の味が楽しめる」と紹介した。