韮崎エリア

アマチュア落語家10人が練習の成果披露

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 「うなぎが逃げたぞ」と連呼しながらうなぎをつかむ場面を演じたり、「箱の中身はパーティー券の裏金か」などのセリフで会場を笑わせた「落語ワークショップ発表会」が、3月10日、東京エレクトロン韮崎文化ホールで開かれ、アマチュア落語家10人が日頃の練習の成果を披露した。

 この発表会は、一般財団法人武田の里文化振興協会が2008年から落語家の春風亭柳之助さんを講師に迎えて開いているもので、今回は30代〜80代の男性3人と女性7人が参加して、昨年5月〜今年2月までの全7回のワークショップで落語の話し方や仕草、扇子などを道具に見立てる演技など、練習の成果を披露した。

 当日は、約120人が来場するなか、柳之助さんが、「皆さんの拍手と笑いが演者の応援になる」とあいさつし、着物に身を包んだアマチュア落語家が順番に高座に上がり、古典落語や上方落語などを軽妙な語り口と身振りで演じて観客を笑わせ、大きな拍手が送られた。

 6年前から毎年同ワークショップを受講しているという甲府市在住の小林愛子さん(80)は、「少し話が飛んでしまったが、お客さんが笑ってくれたのでうれしかった。若い演者に負けないように毎朝練習を重ねてきたかいがありました」と笑顔で話した。

 

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