災害時の医療介護の連携を考える

災害時の医療介護の連携や関係機関と市民一体となって地域づくりを進めようと「ほくと医療介護連携推進委員会」(清水毅実行委員長)では、9月7日、「─地域でつくろう!北杜の未来 医療介護交流会」を須玉ふれあい館で開き、約200人が訪れた。
当日は、ほくと医療介護交流会ブースが設置され、薬剤師会をはじめ、栄養士会、歯科衛生士会、ケアマネ協会、社会福祉協議会が参加して、肌年齢チャックや血糖測定、回想法などが紹介されたほか、指マッサージやフレイル体験、福祉用具体験、ポスター展などで、活動を紹介した。
講演では、ほくと診療所の中島克仁所長を講師に迎え、「災害と医療介護連携」をテーマに話した。
中島所長は昨年1月1日に発生した能登半島地震で、医療支援のため発災から4日目に出発したが、17時間かかったと話しはじめ、「輪島高校の避難所に到着すると、もう既にコロナ感染症、ノロウイルスを含む感染症災害がまん延していた」といい、輪島市周辺の高齢化率が50%で、構造的災害が基盤として起こっていたという。
また、災害関連死を防ぐための法整備や1・5次避難所を含む遠隔避難の在り方、医療と介護の連携で災害関連死を防ぐかが重要なポイントになると紹介した。
続いて、北杜市防災課の深沢朋彦さんが「これからの北杜市地域防災」を演題に講演し、能登半島地震で発生後3日に石川県七尾市にトイレトレーラーと給水タンク車を持って行った使用状況について話した。
また、減災として家族と話し合う、家具の固定の重要性や備蓄品を用意するということを基本に防災に取り組婿とを語った。
続くシンポジウムでは「災害と医療介護廉敬を考える」をテーマに、中島所長と緑樹会防災部の上田宏敏さん、北杜市消防団の神宮司浩団長を迎えて行われた。
消防団の訓練では、実効性を考え、明野と須玉、高根と大泉などの小さい単位で中継送水訓練をしようということで進めているといい、介護施設の立場では、発災時に施設として35項目のチェックリストを作成し、利用者や職員の安全確認、ライフラインの確認、備蓄品の準備などのマニュアルを開けば分かるようにしている。
発災時の取り組みとして、「大雨特別警報で命を守って下さい。という時は、迅速に避難する事が第一歩。日頃から飲んでいる薬やお薬手帳、どういう病気なのかなど、しっかり伝えられるようにしていただきたい」と中島所長は医者の立場で語った。

