くらし

大泉と武川で説明会、水道料金統一に「反対」

11281.gif大泉町(11/26)

11282.gif武川町(11/27)

市の上水道課では、市内の水道料金統一に向けた第一回目の説明会で、再度説明会を開くよう要望のあった大泉町と武川町に対し、十一月二十六日と二十七日に説明会を開いた。

今回の説明会では、両町から求められた新たな資料を配布、説明して、料金統一の理解を求めたが、会場を訪れた市民からは、計画案に対し、「反対」の意見が相次いだ。

市の水道課では、合併協定項目の「できる限り早期に地域的な統一を図る」という理由や、厚生労働省の国庫補助制度の見直しによる「簡易水道統合計画書」の策定期限と国庫補助の廃止などを説明。

さらに、水源が異なるため二体系での運営や今回示した統一料金について説明し理解を求めた。

しかし住民からは、料金統一に対する不公平感や、一市一水道と説明する中で、水源が違う理由により、二体系の料金設定になっている矛盾点、大門・塩川ダムの運営に対する不満などのほか、合併後の地域格差に対する意見などが相次ぎ、両町とも今回市が示した水道料金統一案に対して、「反対」の意思を明確にした。

今回の料金統一に向けた予定では、十二月定例市議会に水道料金改定の条例案を提出して承認されれば、二十二年度から段階的な値上げをスタートする予定だったが、反対意見が相次いでいることもあり、今後の市の対応が注目される。