できごと

商工会女性部が「割干し大根」商品化

 

北杜市商工会女性部(小宮山ひろみ部長)では、市内の特産品開発事業の一環として、「浅尾割干し大根」の生産を本格的にスタートした。

この「割干し大根」は、明野町浅尾の「浅尾大根」を使ったもので、乾燥が早く進むよう縦に四つ割りし、天日干しで約二カ月間乾燥させて完成する。料理では、水や湯で戻し、漬物や煮物として利用するという。

女性部では、昨年から「割干し大根」を試験的に生産しており、料理レシピの開発やイベント会場での試食会を行ったほか、アンケートの集計結果から、保存性が高い「割干し大根」の商品化に本格的に動き出すことを決めた。

また、販売にあたっては、浅尾大根の紹介と漬物や煮物、炊き込みごはん、スープなどの料理レシピを掲載したチラシを作成。このチラシを包装紙として活用することで、消費者に「割干し大根」の調理方法を広く伝えることにしており、発行号によって内容を変えることにしている。

十一月二十六日には、女性部のメンバーが「割干し大根」づくりを行い、約三百本を天日干しにした。

小宮山部長は「(割干し大根は)八ヶ岳おろしの寒風にさらすので、甘味があって飽きが来ない」、「ラッキョ酢やビミサン漬け、キムチ漬けが手軽に美味しくできます」と話す。

販売は、地域の特産品として、市内のペンションや店舗を予定しているほか、イベントや羽村市との交流事業などでも活用することにしている。

現在仕込んでいる「割干し大根」の販売は、来年一月下旬からの予定で、価格は一本二百円〜三百円を想定している。希望者は予約を受け付けており、問い合わせは☎090-3146-0330(小宮山)まで。