できごと

夏山シーズン到来 市内二ヶ所で山開き式

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夏山シーズンの到来を告げる八ヶ岳南麓の山開き式が、七月一日に、大泉町西井出のサンメドウズ清里ハイランドパークで行われ、山麓の観光団体の関係者約三十人が出席し、登山者や観光客の安全を祈願した。

山開き式は、市観光協会の小淵沢、大泉、長坂、高根の四支部で構成する「八ヶ岳観光連絡会」(浅川力三会長)が毎年行っているもので、サンメドウズ清里では今年初めて開かれた。

当日は、梅雨の晴れ間の下で神事が執り行われた後、浅川会長は「近年は、中高年を中心に登山愛好者が増えている。これから夏本番となるが、一年無事故であってほしい」と挨拶した。

また、北杜警察署の小幡菊次が同署管内で発生した登山事故の件数について「昨年は一年間で八件なのに対し、今年は六月三十日の時点で、既に十件発生している」、「そのうち、八ヶ岳での事故については、昨年は一件で今年は既に四件発生し、死亡者も出ている」と述べ、「安全登山の呼び掛けを徹底していきたい」と語った。

北杜署では、大泉町西井出の美し森駐車場近くにある「美し森警察官臨時警備派出所」を、七月十七日から開所することにしている。

このほか当日は、甲斐駒ヶ岳の登山口の一つである白州の竹宇駒ケ岳神社でも、市観光協会の白州支部と武川支部の会員が出席して、山開き式が行われた。