できごと

清里で「森の音楽祭」を開催

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違法な森林伐採と木材流通の問題を考えるきっかけ作りを目的に、十月三日、「森の音楽祭」が開催された。会場は高根町の「清里の森」音楽堂と野外広場。

当日は、小雨の降る中、オープニングに登場したトリニティールーツの演奏で幕を上げ、参加者は、山梨県の県有林紹介コーナーをはじめ、森林管理協議会(FSC)認証の木材で作られた小物の販売、組子細工コースター作りや木工体験などのブースを巡って楽しんだ。また、森の音楽堂では、ドキュメンタリー映画「木の来た道」が上映された。

山梨県の県有林は森林管理協議会(FSC)に認定されており、認定された森から生産される木材や木製品、紙製品などにはロゴマークが付けられ、消費者がFSCマークのついた製品を選ぶことが、林業者の支援や地球環境の保全につながる。

山梨県森林環境部県有林 計画担当の穴井剛副主査は、「FSCマークのついた製品を選ぶことはきちんと管理されている森林を守ることにつながる」といい、「山梨県の県有林の認証面積は一四万三千ヘクタールで、全国一位の広さです。このようなイベントを通し、より多くの人にFSC認証や県有林を理解してほしい。今後は県産材を使った商品を開発していきたい」と話している。