できごと

若手写真家を集めYPレセプションを開催

nagasaka

三十五歳までの若手写真家の優秀な作品を永久保存する「ヤング・ポートフォリオ」の購入作品を紹介する「2009年度ヤング・ポートフォリオ展」が、高根町清里の清里フォトアートミュージアム(細江英公館長)で開催されている。

五月二十二日には、今回の展示の入賞者や関係者を集めた「レセプション」が開催され、約八十人が出席し、更なる作品作りに向けて、激励の言葉が贈られた。

今回で十五回目を迎えたヤング・ポートフォリオ展は、世界四十一カ国から四百七人(作品数八千四百七枚)の応募があり、審査の結果、国内二十人、海外十八人の三十八人から二百五枚を収蔵した。

レセプションであいさつに立った細江館長は、十五年に渡り続けてきた同展のコレクションが、四千三百枚以上になっていることや、若い人の作品を残し、次の世代に繋げていくことの大切さ、また、この事業を世界に向けて発信し続けることの重要性を語り「続く限り写真文化の向上に役立てたいと思う」と語った。

続いて、今回の選考委員を務めた江成常夫さんは、「十五年の大きな収穫に、敬意を表します。(作品を)収蔵するというのは、世界でも例がなく、コンセプトは世界唯一ではないか」と選考委員として参加した感想を話した。

授与式では、細江館長から永久保存証書が入賞者に手渡され、入賞者は「時間をかけて作った作品が評価されて嬉しい」や「これからも頑張ります」とあいさつした。

今回、「まだたき」という作品で入賞した木村まいさん(26)は、ヤング・ポートフォリオを知り、初めて応募し、入賞した。

「賞のことは、最近知り、出してみようかと思ったのがきっかけでした」といい、「(入賞の知らせは)嬉しかったです。この場所には、今日はじめてきました。山奥に立派な建物があって、すごいなと思いました」と話している。

ヤング・ポートフォリオ展は、五月三十日まで開催。問い合わせは電話48-5599まで。

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