手作り体験に「夢中」。フェスタ開催
nagasaka
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白州町の江井ヶ嶋酒造株式会社山梨ワイナリー(山本公彦所長)では、11月6日、ブドウ「甲州」の収穫を行った。
同社では、昭和24年から醸造用ブドウの栽培を始め、35年頃から甲州の栽培に取り組んでおり、現在は、40アールの畑で甲州を栽培している。
当日は、6人が作業に参加。鮮やかに色づいた房を一つひとつ丁寧にハサミで切り落とし、一日で約4トンを収穫した。
甲州の栽培では、葉を少なくして日光を多く取り入れたり、ブドウの尻を切って小さな房で育てることで、うま味が凝縮したブドウができ上がるという。同社では農薬をできるだけ使わないように心がけているほか、遅摘みにすることで糖度を上げるようにしている。
この日収穫したブドウは、8日から仕込みが始まり、約一年後に、「甲州シュールリー」、「北杜ブラン」、「甲州&シャルドネ」として店頭に並ぶ。
山本所長は、「猛暑の影響で生長に遅れが出たが、収穫時季は例年通り。ベリーAなどはべと病にやられてしまったが、甲州は比較的被害が少なかった」といい、「白州産の甲州は、醸造後にもしっかりとした酸味が残るため、酸味と果実味のバランスが良いフルーティーなワインに仕上がり、さわやかで飲みやすい。その特長を活かし、今後は甲州にもっと力を入れて、良いワインを作っていきたい」と話している。