くらし

景観づくりで、ボランティアが協力

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八ヶ岳南麓の良好な景観づくりを推進しようと市内の団体や行政によって組織する「八ヶ岳南麓風景街道の会」では、十一月十八日、八ヶ岳高原大橋の東側駐車場の白い防護柵を周囲に溶け込んだ色になるよう、ボランティアを募って「ペンキ塗り」活動を実施した。

この計画は、八ヶ岳高原大橋周辺整備の一環として進められたガードレール整備で、白い一般的なガードレールから、茶色いパイプ式ガードレールに変ったことがきっかけで、駐車場の白い防護柵をガードレールと同じような色合いに変えようと企画された。

当日は、山梨県の美しい県土づくり推進室の関係者やボランティア約四十人が駐車場の防護柵のペンキ塗り作業を実施した。

参加者は、防護柵の汚れを取り除き、用意されたペンキを片手に、目に見えにくい裏側から表側にかけてていねいにペンキを塗った。

県の美しい県土づくり推進室の桜林良さんは「(防護柵塗りは)県内で住民団体と一緒に取り組んだのは今回が初めてです。予算もあり、今あるものを替えるというのはなかなか難しいが、こういう意識を持った人が参加してもらえるのは大事だと思う。今後は、ここが(皆さんの協力で)こう変ったということを説明していきたいと思う」と話し、地域住民が参加した取り組みを紹介することにしている。