清里の冬を楽しもう。巨大な氷のリース完成
nagasaka
WEBTODAY
将来、絵本作家としてデビューを目指している人を集めて、業界の内容を知ってもらう講座が、小淵沢町のえほん村で、四月三十日に行われた。
この講座は、「チャレンジ絵本作家」として、編集者の生の声を届けようと毎年開かれているもので、今回は第一部として、講師に元アリス館編集者で、絵本作家のうしろよしあき氏を講師に迎えた。
うしろ氏は、絵本の体裁や、観察力、表現方法について注目した作品を紹介し、「編集者と作家は、ほれ込み合わないと駄目です」と話し、新人から「作品を見て下さい」と連絡があったとしても、「会って見たいという気にならない」といい、「『○○と言う本を見て感動しました。私はこういう作品を書いていて、是非見てもらいたい』という問い合わせが、直接その絵本の担当者に届くと『おやっ』と言う気持ちにさせられる」と話し、自信作を届けるコツを紹介した。
また、うしろ氏が赤ちゃんを対象にした作品作りを進めていることにふれ、孫の存在や好奇心、子供の達成感など、絵本を通してスキンシップを大切にしていることを述べ、会場の笑いを誘う。
さらに、うしろ氏の絵の担当者を紹介し、絵本が完成するまでに、何十冊にも上るダミーを作ってきたことを話し、「ダミーを作ることによって、修正点が見えてくる」と語り「気に入った編集者を探してください」と呼び掛けた。
午後からは、事前に絵本作品を提出した人を対象にした絵本売り込みタイムが設けられ、現役編集者との交流時間が設けられた。