くらし

認知症対策に、キッズサポーター養成

高齢化社会に対応するため「認知症サポーター養成講座」を開き、サポーターの拡大を進めている市の福祉部では、十一月十三日、市立高根西小学校(古屋昭彦校長)の児童を対象にした養成講座を実施した。

今回の講座は、小学生を対象にした「ギッズサポーター養成講座」として初めて実施したもので、同小の四年生が講習を受けた。

講座では、市内の六十五歳以上の高齢者の現状と、将来予測を紹介し、「認知症って何だろう」と、脳の役割を話しながら「覚える係の部分が悪くなると認知症になります」といい、「認知症は治すことは出来ないが、助けがあると良くなることもある」と認知症について語った。

また、三色のボールを使い「必要な情報」、「関心のある情報」、「不要な情報」を設定し、児童とキャッチボールを行って、年齢によって異なる動作の違いで認知症の知識を学び、受講後は、認知症サポーターの証になるオレンジリングが配られた。