できごと

これからのイベントのあり方を語る

二月十六日、まちづくり人材育成セミナーが、長坂町の北杜市オオムラサキセンターを会場にして開かれた。長坂まちづくり委員会の主催。

この人材育成事業は、計三回のセミナーを予定しており、十六日は第一回目として、笹本環境オフィス株式会社の笹本貴之代表を講師に迎えて開かれた。

笹本代表は、ワインツーリズム山梨の元代表で、当日は、ワインツーリズムを通して見えてきたイベントのあり方を「ノーモア・イベント!〜ワインツーリズムを通して見えてきた、地域に本当に必要なこと〜」を演題に語った。

新しい旅のスタイルの提案として始まった「ワインツーリズム山梨」は、地域の一次産業、二次産業、三次産業が連携した中で、平成二十年にスタート。当時の背景をはじめ、参加者の声、ワイナリーの意識改革など地域を巻き込んだ事業として成功する一方で、ワイナリーが高く評価されたが、事業を企画推進する実行委員会は裏方的な立ち位置になり、両関係が対等にならない状況を話す。

また、「好きだから」という理由で手弁当では、「生活ができない」、「ワインツーリズム山梨」の理念はそのままに、本業として成り立つのか、そして適正な人件費が払える事業になるのかを模索することになったという。

笹本代表は、「(イベントを)事業にしていくことが、世間に認められること。補助金が無くても日常的に商いが出来ることが必要」と、手弁当イベントから、生活できるイベントづくりを語った。

次回は、三月二日で、「キャンユースピーク甲州弁」の著者の五緒川津平太氏を講師に迎える。演題は「がんばれ!みんなの甲州弁」。

最終回は三月十六日で、NPO法人ハナラボ代表理事の角めぐみさんを迎え、「女子大生から始まる市民プロジェクト1000のまち」について講演することにしている。

各セミナーの会場は、北杜市オオムラサキセンターが会場で、会場は午後一時半。定員は五十人で入場は無料。問い合せは☎090-2221-8550(小池)まで。