くらし

卒業の思い出に「餅つき大会」

昨年、長坂町内の四つの小学校が統合して誕生した市立長坂小学校(平井美充校長)で、三月二十日の卒業式を目前に控えた十三日に、六年生を対象にした「卒業生餅つき大会」を開いた。

この餅つき大会は、「長坂小おやじの会」(武川尚志会長)が、「卒業生の心に残る活動」として、旧長坂小学校時代から行っているもので、今回で七回目。

今回は、新しい小学校になってから初めての餅つき大会で、卒業生と在校生が倍の人数になり、餅の量も昨年の八臼から十六臼に倍増した。このもち米は、五年生が卒業生のために育てたものを使用している。

餅つき大会前にあいさつに立った武川会長は、「新しい小学校になって、初めての卒業式です。(四校の)仲間と卒業できることは素晴らしいと思います」、「皆さんの歩みを楽しみに温かく見守りたい」と語り、平井校長は、「皆さんがここまで成長できたのは、自分だけではありません」と話し、父母や祖父母、親戚、地域の支えで成長してきたことを紹介した。

また、児童を代表して坂本周平さんが「餅つきを企画して、ありがとうございます。六年間の思い出を振り返って餅つきをします」と感謝の言葉を述べた。

今年の同小の卒業生は、六十六人で、餅つき大会は、一組と二組に分かれて行われ、杵を持った卒業生が、交代で紅白の餅つきを行い、自分の手で丸めて家に持ち帰ったほか、全校児童約四百人に、きな粉餅とあんころ餅が振る舞われた。