厳冬の森に 生きるフクロウ
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大祓いとは毎年6月と12月の晦日に天下万民の罪穢を祓うために行われる儀式で、今年で開山200年を迎えた横手駒ケ岳神社では、例年12月25日に大祓い式とお焚き上げが行われます。
神社には氏子や参拝者が古くなったお札、お守り、破魔矢などを納める風習があり、納められたお札、お守り、破魔矢、神棚などを神社の境内の浄められた結界の中で神社の宮司や駒ヶ岳講の先達さんが燃やす儀式がお焚き上げで、横手駒ヶ岳神社では大祓い式の後に執り行われます。
年によっては粉雪が舞うこともある冬空へ昇る煙や紅蓮の炎を眺めていると、お札やお守りに込められた人々の祈りが昇華するように見えます。
大祓いとお焚き上げが終わると、神社は大晦日深夜の新年式を待つばかりです。
(文・写真 重田友五郎)