甲斐駒ヶ岳・摩利支天

甲斐駒ヶ岳の南に、寄り添うように摩利支天のピークがある。気になりながらも登っていなかったので、昨年夏、2人の孫と一緒に登った。

仙水峠経由で登り、途中本山への道から分かれて摩利支天に向かう。

列をなしていた登山者はいなくなって、私たちだけが摩利支天に到着。おびただしい山岳信仰の遺蹟が据えられていて驚く。摩利支天と刻まれた石碑、石の祠、鉄製の矛(ほこ)、剣が各々複数あって、さらに銅板に彫られた猪(令和元年の昨年は亥年)に乗った三面六臂(さんめんろっぴ)の摩利支天像など。

本山の甲斐駒ヶ岳頂上には馬頭観世音、東峰にも大国主の石碑や鉄剣などがあるが、それらを越える数多くの遺蹟が残されていたのに驚かされた。

(写真・文 青木興家)