甘利小の児童が甘利山の歴史学ぶ

 甘利山(1731㍍)の歴史や自然について学ぶ「甘利山学習会」が10月8日、市立甘利小学校(千野毅校長)の4年生55人を対象に開かれた。

この学習会は、毎年10月に甘利山でNPO法人甘利山倶楽部のメンバーなどから歴史や自然、文化などを学ぶ校外学習が雨天のため中止したことから、甘利小が企画した。

当日は韮崎市ふるさと偉人資料館の海老沼美穂学芸員を講師に迎え、甘利山に植林を行った大草町出身の穂坂直光(1847〜1920年)や韮崎市の無形民俗文化財に指定されている「綾棒踊り」を紹介した。

講演では、約130年前に甘利山の木が燃料や建築資材として大量に伐採されたことから、山の地盤が緩み、土砂崩れの危険性が高まったことについて説明し、「穂坂さんは甘利山常設委員として住民の命を守るため、1年間に約5万本の苗木を植樹する活動を20年間続けた」、「未来の子供たちが安全に暮らしてほしいとの願いも込められていたのではないか」と語った。

また、綾棒踊りについては、甘利山にある木や肥料などの財産を巡って争いが起きたことをきっかけに「住民の士気を上げることなどを目的に、約200年前につくられた」といい、争いが終わって以降は盆踊りとして継承されるようになった」と説明した。

最後に海老沼さんは、「甘利山を見たり、登ったりしたときには、穂坂さんや綾棒踊りを思い出し、自然を大切にすることを考えてほしい」と話した。

河西里奈さんは、「綾棒踊りが甘利山を守ろうという思いで踊っていたとは知らなかった。今日学んだことを家族に話して、甘利山をきれいする活動に参加してみたい」と話した。

 

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