韮崎エリア

観光の課題やノウハウ学ぶセミナー実施

 観光資源を活用した旅行や体験プログラムの企画を考えている韮崎市内の観光事業者を対象にした「にらさき着地型観光セミナー」が、7月30日、韮崎市商工会館で開かれた。韮崎市商工会(岩下和彦会長)の主催。

この観光セミナーは市内観光の課題解決や観光事業化に向け、ノウハウの習得や観光関連事業者同士の関係構築を図ろうと実施したもので、富士河口湖町にある株式会社エコビジョンブレインズの田村孝次代表を講師に迎えた。

当日は、「観光消費額アップにむけたこれからの地域観光の推進について」をテーマに講演し、市内の旅行業や宿泊業、交通業などの事業者、一般社団法人韮崎市観光協会の職員など16人が参加した。

セミナーの冒頭で参加者から韮崎市の観光資源について聞いた後、「韮崎市として売れている観光資源があるか、観光のポテンシャルがあるかを考える必要がある」とし、「観光について力を入れていくのであれば、事業者が観光事業を発案し、行政が問題解決をするという連携を取ることが必要」と説明。

また、市内には県外から人が集まる商業施設や観光施設が少ないことについて触れ、「短時間で楽しむことのできるコンテンツを揃え、観光地に向かう途中などに立ち寄る経由地観光を提案する」と語り、「旅行者は非日常体験の価値のためにお金と時間を使う。旅行者の目線になって、地域で何を提供できるか考えてほしい」と話した。

市内の旅行会社で添乗員を務める富士見ヶ丘在住の千野有美さん(47)は、「市内の観光ガイドの養成や眠っている観光資源を見つけて発信し、経由地観光から継続して人が来るまちにしていきたい」と話した。

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