神秘的な音色響く、甘利山で北インドの楽器演奏会
標高約1600㍍にある甘利山グリーンロッジで、6月11日、北インドの古典弦楽器「シタール」の演奏会「シタールに浸る夜」が開かれ、ロッジやキャンプ場の宿泊客など約20人が神秘的な音色に酔いしれた。
このイベントは、韮崎市在住の音楽家や農家などをゲストに迎えて、ロッジやキャンプ場の宿泊客らに韮崎市の魅力を伝えようと今年5月から隔週で実施しているもので、今回は富士見ヶ丘在住のシタール奏者の伊藤礼さん(38)をゲストに迎えた。
演奏会で伊藤さんは、「北インドでは即興の音楽が主流で、シタールも同様。日本の琴や琵琶などのルーツにもなっているといわれている」と説明し、約20〜30分の即興曲「ハミール」と「キルワーニ」の2曲を演奏し、観客を楽しませた。
大草町から参加した有泉麻衣さん(32)は、「初めてシタールの演奏を生で聴き、心地よい音色に癒された。即興で奏でられるメロディーとは思えないほど洗練されていて、ずっと聴けると思った」と話した。
同ロッジの管理人を務める韮崎市地域おこし協力隊の歳森宗一郎さん(46)は、「ロッジやキャンプ場の宿泊客は市外の方が多いが、韮崎市民でも楽しく参加できるイベントを開いていく」と話している。
同ロッジでは、7月16日の午前11時から「むかわ米で竹ごはんをつくろう」を開く予定で、現在参加者を募集している。参加費は1家族2000円で、定員は4家族まで。
問い合わせは☎︎090-8595-6141(歳森)まで。
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