できごと

身近で気になる昆虫展

自宅の庭や通勤、通学路のブロック塀など、日常生活で見つけたちょっと気になる昆虫をランキング形式でまとめた「身近で気になる昆虫展」が、長坂町の北杜市オオムラサキセンターで始まった。

この企画展は、同センターの元スタッフで、静岡県の浜松科学館で「生き物博士」として活動する小粥隆弘さんが、2013年以降にSNSのツイッター上に「名前がわからない昆虫」として投稿された約2万件の写真をもとに作成。

同展では、近年都市部に増えているという外来種で、大きさが約2㌢の「キマダラカメムシ」や、幼虫がパンジーの葉を食べることから庭先で多く見かける「ツマグロヒョウモン」など、チョウやコガネムシ、クワガタといった50種類の昆虫を紹介している。

それぞれ標本とともに手書きのイラストや生態などを解説したパネルを展示しており、観察を楽しんでもらおうと虫眼鏡を設置。小粥さんは、「身近な昆虫がどんな生き物かを知ってもらい、隣人のような気持ちで親しみを持ってもらえたらうれしい」と話している。

展示は3月19日まで。問い合わせは☎32・6648まで。