1700人が新酒に舌鼓、谷桜で蔵開き
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小淵沢町の北野天神社の参道で、今年もヤマユリが咲き誇っている。開花は例年に比べて1週間ほど遅く、7月22日から見頃を迎え、大きな白い花が参道一帯に甘い香を漂わせた。
ヤマユリは、15~20㌢ほどの大きな花を咲かせ、白い花被片に赤色の斑点と黄色の筋があるのが特徴。種は2年で発芽し、花が咲くまでに6年ほどかかると言われている。
同神社のヤマユリは、約35年前に氏子の進藤三郎さん(91)が、球根を30株植えたことから始まった。雑草の除去や肥料の散布など、長年にわたって管理を続け、現在は参道の50㍍ほどの範囲に約400株が自生している。
進藤さんは、「地元のためになにかしたいと思い始めた。頭を垂れて人々が来るのを待っているヤマユリの姿は奥ゆかしい。これからも大切にしていきたい」と話した。