できごと

市内の高校生と事業者が「米粉」で商品開発へ

 県立北杜高等学校の生徒たちと市内の事業者が協力して、北杜市産の食材を使ったさまざまな商品を共同開発する「食杜北杜」プロジェクトが始まった。6年目となった今年のテーマは「米粉」で、2年生30人と7事業者が連携し、新商品完成を目指す。

 8月28日に行われた事前学習会では、武川町の和・洋菓子店「秋月」と白州町のパン・菓子店「米粉PLUS」の代表が市内の米について紹介。武川のよんぱち米で知られる農林48号の復活や米を通した地域活性化の取り組みについて語った。

 また、米粉を使った麺、パン、焼き菓子などの良さや吸水性といった米粉の特性を説明し、「小麦の高騰や健康、アレルギーの観点から米粉が再び注目を集めている」と語った。

 参加した生徒たちは、米や米粉について感じたこと、商品開発への可能性について話し合ったほか、マーケティングと今回の連携事業者について学んだ。

 一方、31日は、生徒と連携事業者が顔合わせをし、新商品の方向性を共有。今後は、各事業者とマッチングして、商品のコンセプトや材料の選定、試作、パッケージなどを作成し、来年3月に成果発表会を行う予定となっている。