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韮崎市は、生活困窮世帯などに市独自の支援活動を行っているが、さらに効果的に課題解決を進めるため、子供と地域をつなぐ活動を推進する「NPO法人にららん」(内藤慶子理事長)と11月10日、「包括的連携に関する協定」を締結した。
この協定締結により、食料支援や自立支援、子供の学習支援、SDGs(貧困、健康と福祉など)、経済的・精神的な課題を抱える家庭の早期発見と把握、情報の共有など、相互に連携して目的達成を目指すことにしている。
協定締結式後のあいさつで内藤久夫市長は、にららんで行っている子供の第三の居場所活動に感謝し、「NPOが分かっていて、私たちが知らないこともあるので、情報共有をキチンとしていくことが大切。協定によってきめ細かな対策ができると思う」といい、「将来的に各小学校区にひとつの子ども食堂ができるよう目指してみたい」と話した。
内藤理事長は、「協定を結ぶことによって、行政と私たちとのパイプができてとてもうれしく思う。韮崎の子供たちの支援を厚く頑張って参りたい」と語った。
2019年6月から活動を開始したNPO法人にららんは、何らかの事情を抱える世帯に対して、フードバンクやフードパントリー、子ども食堂、無料塾などの支援を行ってきたが、新型コロナウイルスの影響で活動を縮小。現在は子ども食堂や学習支援を再開している。活動に対する支援や協力を随時受け付けている。